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心身共に辛いボクシングの減量は究極的に慣れで解決を

ボクシングにおける減量は、経験した者でないと分からない位大変辛いものです。
体質的にすぐ体重を落とせる人であればそれ程苦にはなりませんが、元からの体質ですぐに脂肪が付き易い人、あるいは食べるのが趣味で体重が落ちにくくなっている人にとっては、想像を絶する辛さとなります。
減量期間中は殆どまともな食事が取れない他、それまでに溜まった脂肪や水分を無理して落とさねばならず、これらに耐えて初めて検量に臨む事が出来るのです。
もちろんこの間は筋肉量まで落とす訳にいきませんから、練習やトレーニングは欠かす事無く、心身を研ぎ澄ませてゆく事になります。
ですがこの過程でボクサーとしての本能も研ぎ澄まされていきます。
つまり戦闘態勢へと切り替わってゆく為にも必須の儀式となるのです。
逆にこの過程を楽しみにしているベテランボクサーもいる位で、体質的にボクサー向きでありさえすれば、究極的には慣れによりこの辛さを解決する事が出来るのです。

なぜ行う?ボクシングの過酷な減量とは

ボクシングにおける減量は、映画やマンガ、アニメなどの描写による影響もあり、試合直前に行うものという印象を持っている人が多いのではないでしょうか。
実際は試合一か月前からのトレーニングや、高タンパク・低カロリーの食事制限などにより、徐々に体脂肪を落としていくものです。
減量を行う理由として、下位のクラスに参戦して勝率を上げるためということがよく言われていますが、これは誤解です。
激しい身体の動きには抵抗となる脂肪を落とすことで、キレのある動きや速いパンチを得るというのが本来の目的です。
そのような理由から、筋肉量が上がったことによる体重増加の場合は、無理に筋肉を落として戦闘力を削ぐよりも、上級クラスへの移行を検討する必要があります。
体脂肪を落とした後は、試合2~3日前から行う「水抜き」です。
この間は食事も水分もほとんど摂りません。
汗をかくためにサウナを使うこともありますが、上がった後のビールはもちろんのこと、水すらも飲めない、まさに過酷なものとなります。


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